外国人と住宅ローン

買う前にまず賃貸の検討も

これを読んでいる人は、住宅購入を検討するくらいですからもう何年も日本に住んでいる外国人だと思います。

しかし、万が一日本に来て間もない方でしたら、住宅の購入に踏み切る前に賃貸住宅で日本の住宅事情によく慣れることをお薦めします。これは住宅ローンの利用に関わらず、一括で購入するにしても、日本の住環境を良く知るためにまずは賃貸をお薦めしたいということなのです。

ひとつは住みたいエリアを絞るため、早急に買ってしまって後で不満が出ないようにするためです。人に薦められただけでは本当の価値はわかりません。

日本の生活システムに早く慣れるという目的もあります。買い物、交通、騒音、匂い、ゴミ出しなど細かいことでルールがたくさんありますが、いきなり自分達だけでやろうとするとかなり大変です。特にゴミ出しなどは周辺住民とのいざこざの元になりやすいので、大家さんがいたり同じ家屋内の人に教えてもらったりできるほうが、早くなじむことができます。

それから、不動産に対する価値や考え方そのものが日本と外国とは大きく異なっている場合があり、当人が持ち家に対してどのようなビジョンを持っているかというのもあります。

例えば欧米などでは、持ち家を少しずつリフォームしていき、長い年数をかけて住宅の価値を上げていくという国もあるようです。そのような国の人は持ち家を選択することが当たり前になっているかもしれません。しかし、今の日本では、住宅は新築から中古になった段階でまず2割程度価値が下がると考えたほうがよい状況です。一部の都市圏では地価や物件価格が上昇気味なところもありますが、それも今のところ流動的で、それ以外の地方については急激な上昇は見込めません。ですから、不要になったら売ればいいという考えでは後で痛い目に遭う可能性があります。

以上のような点から、早急な住宅の購入には慎重になり、日本で住むならまずは数年賃貸で過ごすことをお薦めします。

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